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狙われたライフセーバー ④
写真
封筒が投げ込まれていたあの日から一週間、
俺の部屋には毎日同じように白い封筒が届くようになった。
毎回たった一言の文章とどこかから盗み撮られたであろう俺の写真が封入されている。
俺は朝早く部屋を出ると夜まで部屋には帰らない。
俺の留守中に訪れて封筒をドアに挟んでいくのは簡単なことだ。
だけど一体誰がこんなことを・・・
最初はトモキが言うように、俺に着のある女が俺の気を引くためにやっているのかと
思ってまんざらでもない気分だった。
もし本人が現われて告白でもされたらお付き合いでもして
あわよくば童貞を捨てられるかもなんて能天気なことも思ったり。
だがそう簡単な話ではないと気づいたのは昨日の封筒だった。
写真の多くは海岸での俺の姿を撮ったものだったのが、昨日届いた写真は
俺がコンビニで立ち読みしている姿を店の外から撮影したものだった。
添えてある紙には「待っていて」の一言が書かれていた。
今日、俺はトレーニング中も監視活動中もその一言の文章が頭から離れなかった。
昼の休憩時間、俺は事情を知っているトモキにその写真と手紙を見せた
「これっていわゆるストーカーって奴っすかね」
「やっぱ・・・そうだよな」
おれは困った風に頭を掻いてみる
「コンビニまで追い掛けてきて、さらにこの一言はヤバいでしょ」
「なんか俺怖くなってきた」
「なんか心あたりないんすか?最近振った女とか、冷たくあしらった女とか」
「俺にそんなことあるわけないだろ・・・」
「そうでした。先輩は見てくれだけで童貞君っすからね、女にそんなことできないか」
「童貞は関係ないだろ!」
「先輩あま~い。先輩のその顔で童貞ってのは希少価値があるんすよ
先輩の童貞狙ってる女がうようよいるんすからね」
「おま・・・あんまデカイ声で童貞童貞言うなよ」
「いつもは自分で平気で童貞ですって言ってるじゃないっすか。
とにかく、誰でもいいからさっさと彼女作っちゃったら
変な女もあきらめるんじゃないっすか」
「誰でもいいって・・・そんな無責任な・・・」
そんなやりとりをしているうちに俺たちの休憩時間は終わってしまった。
たしかにトモキの言うとおり、俺が誰かと付き合えば、封筒を入れてくる女も
あきらめるかもしれない。
でもその解決策は俺にとってはかなりハードルが高い。
誰でもいいからってつき合えれば、おれはとっくに童貞を捨てているはずだ。
「あ~ どうしたらいいんだ~」
俺は監視台に座り頭を抱えた。
今日も部屋に帰ればあの封筒が待っているのかと思うと気が重かった。
夜になり活動が終わりコンビニで弁当を買って部屋に帰る。
その間も誰かに見られてる気がして落ち着かない
今日も一日誰かが俺を盗み撮りしてないかと周りに気をくばりすぎて
普段の倍以上疲れてしまった。
重い足取りでたどり着いた部屋のドアにはまたあの封筒が差し込まれている。
ため息をつきながら取り出しすと今日は写真が2枚はいっている。
その写真を見て俺は唖然とする。
「そんな・・・こんなとこまで・・・」
そこに写っていたのは、1枚はシャワーを浴びている俺
もう一枚は更衣室で着替えをしている俺だった。
封筒が投げ込まれていたあの日から一週間、
俺の部屋には毎日同じように白い封筒が届くようになった。
毎回たった一言の文章とどこかから盗み撮られたであろう俺の写真が封入されている。
俺は朝早く部屋を出ると夜まで部屋には帰らない。
俺の留守中に訪れて封筒をドアに挟んでいくのは簡単なことだ。
だけど一体誰がこんなことを・・・
最初はトモキが言うように、俺に着のある女が俺の気を引くためにやっているのかと
思ってまんざらでもない気分だった。
もし本人が現われて告白でもされたらお付き合いでもして
あわよくば童貞を捨てられるかもなんて能天気なことも思ったり。
だがそう簡単な話ではないと気づいたのは昨日の封筒だった。
写真の多くは海岸での俺の姿を撮ったものだったのが、昨日届いた写真は
俺がコンビニで立ち読みしている姿を店の外から撮影したものだった。
添えてある紙には「待っていて」の一言が書かれていた。
今日、俺はトレーニング中も監視活動中もその一言の文章が頭から離れなかった。
昼の休憩時間、俺は事情を知っているトモキにその写真と手紙を見せた
「これっていわゆるストーカーって奴っすかね」
「やっぱ・・・そうだよな」
おれは困った風に頭を掻いてみる
「コンビニまで追い掛けてきて、さらにこの一言はヤバいでしょ」
「なんか俺怖くなってきた」
「なんか心あたりないんすか?最近振った女とか、冷たくあしらった女とか」
「俺にそんなことあるわけないだろ・・・」
「そうでした。先輩は見てくれだけで童貞君っすからね、女にそんなことできないか」
「童貞は関係ないだろ!」
「先輩あま~い。先輩のその顔で童貞ってのは希少価値があるんすよ
先輩の童貞狙ってる女がうようよいるんすからね」
「おま・・・あんまデカイ声で童貞童貞言うなよ」
「いつもは自分で平気で童貞ですって言ってるじゃないっすか。
とにかく、誰でもいいからさっさと彼女作っちゃったら
変な女もあきらめるんじゃないっすか」
「誰でもいいって・・・そんな無責任な・・・」
そんなやりとりをしているうちに俺たちの休憩時間は終わってしまった。
たしかにトモキの言うとおり、俺が誰かと付き合えば、封筒を入れてくる女も
あきらめるかもしれない。
でもその解決策は俺にとってはかなりハードルが高い。
誰でもいいからってつき合えれば、おれはとっくに童貞を捨てているはずだ。
「あ~ どうしたらいいんだ~」
俺は監視台に座り頭を抱えた。
今日も部屋に帰ればあの封筒が待っているのかと思うと気が重かった。
夜になり活動が終わりコンビニで弁当を買って部屋に帰る。
その間も誰かに見られてる気がして落ち着かない
今日も一日誰かが俺を盗み撮りしてないかと周りに気をくばりすぎて
普段の倍以上疲れてしまった。
重い足取りでたどり着いた部屋のドアにはまたあの封筒が差し込まれている。
ため息をつきながら取り出しすと今日は写真が2枚はいっている。
その写真を見て俺は唖然とする。
「そんな・・・こんなとこまで・・・」
そこに写っていたのは、1枚はシャワーを浴びている俺
もう一枚は更衣室で着替えをしている俺だった。